子育て

ベビーシッターに預ける【5つのメリット】と【3つのデメリット】

はっしー♪
はっしー♪
待望のあかちゃんが生まれて、幸せなんだけど、平日は夫は仕事でワンオペ育児。
お風呂にゆっくり入ったのって、遠い過去のこと・・・
たまにはひとりになりたいな~

初めての育児。不安だな・・・

ワンオペ育児をしていると、自分のことは後回し。
常にあかちゃんのことで頭もからだもいっぱいです。

夫以外の大人としゃべったのって、スーパーのレジの人か宅配の人くらい。
友だちにも会えていないし、美容室にも行けてない。

初めての育児のときは、外出するのも大変です。
持ち物も多いですし、時間も長時間は無理。
朝寝や昼寝の時間も考慮しないといけないし、なんだかんだしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

しかも、私のように毒親育ちだったり、なんらかの理由があって親を頼りにできない場合は、育児の負担は体力的にも精神的にも、重くのしかかってきます。

今まで自分一人のために時間を使ってきたのに、睡眠時間が細切れだったり、トイレに行くことでさえままならない生活を続けていると、どんなにあかちゃんが可愛くても
「もーーーーーーーーっ」
って叫びたくなること、私はよくありました。

それに子どもを産むまでは、あかちゃんが身近な存在ではありませんでしたし、赤ちゃんの泣き声とか、子どもが騒ぐ声とかが苦手だったので、あかちゃんが生まれてくることはうれしくもありましたが、不安も大きかったです。

はっしー♪
はっしー♪
こんな自分でも母親になれるのかしら・・・

親からの支援は期待できないし(毒親なのでしてもらいたくない)、育児の手本になる人が周りにいない。

その不安を少しでも軽くするために、私は産後3週間目からベビーシッターを頼むことにしました。

今回は、私が実際にベビーシッターに来てもらって感じた5つのメリットとデメリットをお伝えします。

ベビーシッターに預けることの5つのメリット

メリット① 自分の時間ができる

ベビーシッターに赤ちゃんを預けることで、得られる最大のメリットは「自分の時間ができる」ことです。
頻回授乳で常に睡眠不足、トイレに行きたくても今抱っこで寝ようとしている赤ちゃんを下ろしたら、また最初から寝かしつけをしなくちゃならないから、ひたすら我慢・・・。あれ?お風呂って昨日入ったっけ?

あかちゃんが生まれた日から、ずーっと育児に追われる毎日。
ベビーシッターに預けることで、からだが自由になります。
新生児で、自分も産後の回復時は、シッターさんに預けてお風呂にゆっくり入ったり、短い時間でも睡眠をとったりできます。
すこし慣れてくると、赤ちゃんをみてもらっているあいだに家事をしたり、病院にいったり、近所に買い物に行ったり。
もう少し慣れてくると、友人の結婚式や、自分の健康診断、夫とふたりきりでもお出かけもできるようになります。

最初はベビーシッターとはいえ、他人にあかちゃんを預けることは抵抗がありました。
ですが、相手は育児のプロです。
上手に抱っこしてもらって、うつらうつらと眠そうな表情を見せたり、実際に寝てしまったり。おむつを替えてもらうこともできますし、ミルクをお願いすることもできます。

私の場合は、自分自身がベビーシッターに来てもらうことになれるまでは、ずっと家にいて、同じ部屋でシッターさんに赤ちゃんを見てもらながら、家事をしたり、世間話をして育児について教えてもらったりしていました。
慣れてくると、お風呂に入ったり、買い物に行ったりとできるようになり、所用で娘が1歳ちょっとのときに6時間ほど家を空けることになったときも、安心してお願いすることができました。

普段は「私じゃないとダメ!」って責任を背負って育児をしていますが、私や夫以外の人に見てもらうことで、自分たちの体が楽になりました。

メリット②他人の育児を見ることができる

ほかの人の育児って、案外見る機会がないんです。私は毒親育ちなので、自分の親の育児は参考にしたくなかったですし・・・。
育児の情報って、育児本を読むか、ネットで調べるくらいしかなく、ほんの少しのことでも不安になったりします。

基本的なおむつの替え方とか、寝かしつけ方も、自分以外のは見る機会がないですし、ベビーシッターさんをお願いすると、ほかの人、それも育児のプロの仕事が見られます。
私が来てもらったベビーシッターさんは保育士の現場経験も、ご自身の子育て経験もあるかただったので、生後1か月にも満たない娘をささっと抱っこしてもらい、おむつを替えたり、寝かしつけてくれたりしてくれました。その間、私は近くで横になったり、ご飯を食べたりゆっくりできましたし、ベビーシッターさんを観察しながら育児方法を学んでいました。とくに寝かしつけはすごいなーって思いました。ママ以外で寝てくれるなんて、保母さんやシッターさんのお仕事ってすごいなーって思いました。

ある程度大きくなってからは、赤ちゃんとの接し方や遊び方も見ながら教えてもらったり参考にしていました。
普段の育児では怖くてさせられないことも、気が付いたらやってたこともあります。

たとえば、子ども用のはさみが怖くてなかなか一人で持たせられなかったのですが、私が買い物に行っている間に、「この引き出しの中にはさみがあるから、ちょきちょきしたい」と言って(ちゃっかりストッパーをかけていた引き出しをシッターさんに開けてもらう)、大量の折り紙を犠牲にしてたくさんの切り紙をして遊んでいました。私はびっくりしましたが、シッターに、「ママはびっくりされたでしょうけど、子ども用のはさみは指を切りにくいですし、こうやって練習していけば上手になりますよ」と言われました。
私一人で娘を見ていたら、怖くていつまでもはさみを与えられなかったかもしれません。

メリット③子どもが親以外にお世話をしてくれるひとがいることを認識する

たまにこのひとに抱っこされたり、あそんでもらったりするな~

ふだんはママとふたりきりの日中ですが、時々ベビーシッターに来てもらうと、あかちゃんも「ママ以外にもお世話をしてくれる人がいる」ことを認識します。
普通は実家の親がそれに相当するのですが、実家を頼れない場合は、ベビーシッターさんにその役割を担います。
成長の時期や性格によっては、ママ以外は絶対受け付けないこともありますが、最初から「ママ以外もお世話することがあるよ」と設定しておけば、いざママが病気になっったときや、どうしても子どもを連れていけないところへ行かないといけないときに、子どもに無理なくベビーシッターに預けることができます。
うちは新生児のころから来てもらっていましたが、ママ以外の抱っこがイヤな時期は、私が抱っこしてシッターさんに相談や雑談をしながら過ごし、少し慣らしてから抱っこを交代してもらいました。ある程度大きくなったら、「今日はシッターの先生がくるよ」というと、娘もたくさん遊んでもらえることがわかっているので喜ぶようになりました。

メリット④いざという時に頼れるところがあるという安心感がある

ワンオペ育児で実家が頼れない時に困るのが、ママの体調不良の時です。どんなに自分に熱があったり、体調が悪くてもあかちゃんのお世話はとめることができません。
パパが仕事を調整できるのであればそれが一番ですが、そうはいかないときに「よし!こんなときこそベビーシッターに助けてもらおう」ということができます。
当日や翌日の急な対応もしあてくれる会社もありますので、自分が熱が出た翌日に数時間ベビーシッターさんに来てもらって、子どもを預け、自分はその間に病院にいったり、集中して短い時間でも眠って体調の回復を図りました。
急な対応は担当外の人が来ますが、メリット③でも書きましたが普段から子どもは「親以外にも世話をする人がいる」ことを認識しているので、そこまで大きな人見知りなどはなく、遊んでもらっていました。
実際にこれは本当に助かりました。なにより、なにかあった時に頼ることができる存在がいるっていうだけで、心強いものでした。

メリット⑤親とは違う遊びが体験できる

メリット②ではさみのことを書きましたが、ときどきベビーシッターさんに来てもらうと、子育てに素人の親がなかなか思いつかないような遊びや、苦手な遊びもしてくれます。
保育士の資格を持った人だったら歌や折り紙、お絵かきなどもたくさんさせてくれますし、親はどうしても家事の合間に子どもと遊んだりして集中していないこともありますが、ベビーシッターさんは子どもに全力で向き合って遊んでくれますので、子どももとても楽しそうに過ごしています。
私自身、絵や工作が苦手なので、ベビーシッターさんと一緒に挑戦している姿を見ると「自分が苦手なことを教えてもらえてよかった」と思いました。

ベビーシッターに預けるときの3つのデメリット

デメリット①価格が高い

やはり価格は高いです。定期で来てもらうと若干割引料金設定があったりもしますが、それでもしょちゅうは頼めません。
ただ、地区町村の子育て支援で格安で来てもらえることもありますし、定期ではなく自分が困ったときだけ依頼するために登録だけでもしておくと、いざというときに助かることもあると思います。
私は運良く新生児から4か月くらいまでの20回は市の助成で安く来てもらえました。その後数カ月は1カ月に2回、その後月一回と回数を減らしていき、今は自分が困ったときに依頼をするかんじです。

デメリット②子どもに害がないか心配

子どもへの害といいますか、ちょうどベビーシッターによる犯罪があったこともあり、来てもらうベビー知ったの譲歩を前もって聞いていたとしても、やはり最初は不安でした。
なので、私は最初ベビーシッターが来ても不安であかちゃんとシッターさんを二人きりにせずに、極力同じ空間にいるようにしたり、隣の部屋で休むときも、なにをしているのか感じられる距離にいるようにしていました。慣れてきて自分自身が大丈夫だと感じたり、娘の様子(シッターさんを慕っているかどうか)を見て、お風呂に入ったり、買い物に外出したりしました。
私のように心配性なママはカメラを設置したりしていいかもしれません。カメラがあるというだけで抑制になると思います。配慮として、カメラを設置録画していることは説明するようにし、ベビーシッターさんにも不快な思いをさせないことが必要かもしれません。
私は今まで数名のベビーシッターさんに来てもらいましたが、登録時の要望に「育児経験あり」「保育士の資格があると尚良い」「ベビーシッターとしての実績が数年ある」など細かくお伝えしていたおかげか、性格が合わないな~という人はいても、子どもに対して害のあるような人には当たりませんでした。
それに定期で来てもらう人が自分に合わないなと感じたら、会社に連絡して担当を変えてもらうこともできましたので、そこまで心配しなくてもよかったのかもしれません。

デメリット③貴重品の保管

ベビーシッターは自宅に来てもらうので、貴重品の保管には気を付けました。
もし何かが無くなってトラブルになるのもイヤですし、面倒ですが貴重品は子どものお世話をしてもらう部屋とは違う場所に置いたり、外出するときも貴重品を持ち歩くこともありました。最終的にはネットで賃貸でも付けられる鍵を購入して一部屋鍵がかかる部屋を作り、そこに貴重品を保管して外出したり、入浴したりしました。
金銭や貴重品のトラブルは本当にやっかいなので、これは自分が納得できる方法を探したほうがいいと思います。

まとめ ベビーシッターを利用することでママも笑顔になる

慣れない育児に追われ、自分のことは後回しのママ。食事もまともに食べれず、入浴もトイレも落ち着かない状態。
そんなママの助っ人となるベビーシッターを上手に利用し、自分の時間を得ることで、ココロもからだもリフレッシュしてまた笑顔で可愛い我が子に接することができます。
たしかに家事育児は「自分が頑張ればなんとかなる」ことかもしれませんし、そのなんとかなるものにお金をかけるのも勇気がいります。それに自分の都合、休むためだけにベビーシッターを頼むことに罪悪感が沸くこともあります・・・。
でも、ベビーシッターを依頼することで得られることは、自由時間やリフレッシュだけではなく、なにかあれば助けてもらえるという安心感や、子どもにも親以外にお世話をしてくれる人がいるという社会を学ばせられます。
もしこれからベビーシッターを頼んでみようかなと思われる方は、ぜひこういった利点もあることを参考になさってください。

最後に、ベビーシッターに子どもを預けて外出しても、結局子どものことを考えてしまいます(笑)
そして家に帰った時に子どもが笑顔で「おかえりー」と迎えてくれたら、ホッとし、また大好きな我が子や家族のために頑張ろうと思えます。それもまた新たな発見でした。