子育て

自分に自信が持てる子

子どもには自分に自信が持てる子に育ってほしい

 

私が育った環境は、自己肯定感が育つような環境ではありませんでした。
今でも低めです。

なにか失敗をした場合、立ち直るのに時間がかかりますし、立ち直れないことも多く、苦しい時間が長く続きます。

同じような失敗をしても、通常に育ってきた人の場合は、
「そんなこともあるよね~」
といってたいして落ち込まなかったり、
「困っているから助けて~」
と周囲に助けを求めることができるのです。

この差はズバリ、「自分に自信があるか」「自己肯定感があるか」です。

自己肯定感の低い私は、いつまでも落ち込んでウジウジ・・・。
その負の連鎖を子どもに渡したくありません。
親の立場としてできることを学んでいきます。

今日の参考文献は「0歳からのアドラー流子育て」三宅美恵子著

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「ありがとう」を言葉で伝える

著書には

人はありがとうを繰り返し言われることにより、自分の存在や自分の居場所を確かめることができ、自分自身のことが好きになって、安心して生きていくことができるようになる

とありました。

お手伝いや、なにかをしてくれたときだけ「ありがとう」なのではなく、普通に生活している中にも「ありがとう」はたくさんあります。

朝起きて、元気にすごしてくれたことにも「ありがとう」
ごはんを食べてくれたことにも「ありがとう」

なにげない日々のことにも当たり前はなく、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、子どもに勇気や自信を与えることになるのです。

これは今からでもすぐにできそうですが、案外感謝することって、意識しないと忘れがち。

赤ちゃんだった時は、座れただけで感動し、歩いたら泣いて喜んでいたのに、今では「いつまでご飯食べてるの!」「さっさと準備してよ」と言いがちです。

なにもできなかった赤ちゃんに比べたら一人でご飯が食べられるようになったのはすごいことだし、着替えもできるようになったのも感動もの。

当たり前のように元気に成長していることも、本当は当たり前ではなく、ありがたいことなんだと意識して、子どもに言葉として「ありがとう」を伝えよう。

また、親である私も子育てをしながら感謝することを見つけて、ひとつひとつ感謝していくことで、自分自身の心も満たされていくはずです。

「いいところ」を伝える

つい悪いことに目がいきがちな育児。

「お茶こぼしだダメよ」「走っちゃだめ」なんて日常茶飯事。

それでもお茶はこぼすし、走り回る子ども。そんな育児の中で「ダメだし」せずに「いいところ」を伝えるのも勇気づけには大切です。

「ダメだし」は知らず知らずに「相手を評価」している
また「褒める」ことも「相手を評価」している

ダメ出しは「相手を評価」しているのはすぐに理解できますが、褒めるのは、一見良さそうな気持ちになります。

ですが、上下関係がそこにあるから上からの視点で「褒める」ことになり、それは結局は「相手を評価」していることになるのです。

たとえば、

子どもには

はっしー♪
はっしー♪
「100点とれて偉かったね」

とは言うことはあっても

上司に向かって

はっしー♪
はっしー♪
「契約取れて偉かったね」

なんて言いません。

褒める行為の背景には上下関係が存在しています。

ついできた子どものことを褒めてしまいますが、子どもの自信をもってもらいたいなら、「ダメだし」や「褒める」という上下関係は必要ではありません。
全力で子どもを肯定する「勇気づけ」が大切です。

「〇〇ができたから大事な子ども」ではなく、成功しても失敗してもどんなあなたでも大好きで大切な存在なんだと相手を肯定することが「勇気づけ」です。


親だからと上から目線で「ダメだし」したり「褒める」ことをせずに、「共感・信頼・尊敬」の気持ちで子どもに接することで、子ども自身の存在そのものが肯定され、家庭や環境が自分の居場所だと感じることができるようになります。

自分に自信が持てる子に育ってほしい

これからの人生で挑戦したいことがあるときや、失敗したとき、不安になった時も根底には「自分はここにいていい」という自己肯定感があると、新たなことに挑戦したり、落ち込むようなことがあっても立ち直ったりできます。

もし、親である自分自身がそんな環境で育っていないのなら、自己肯定感は育っていないのも仕方がないのかもしれません。

今からでも「褒めない、叱らない育児」に挑戦できます。

将来子どもが困ったときに、今の私の言葉がけひとつで「勇気」や「挑戦する気持ち」が出てくるのなら、やらない手はありません。
今日学んだ「ありがとう」や「いいところを伝える」というのは、簡単にできそうです。

結果が出るのは子どもが成長してから。
10年後?20年後?それよりもっと先かもしれません。

もし自分が大人になって自己肯定感が低く、自分に自信がないのであれば、その負の連鎖を断ち切りましょう。

「育児しながら育自」
自分育ても兼ねつつ、子どもと一緒に自分の自己肯定感も育てていく。
こどもに対してだけでなく、家事や育児を毎日頑張っている自分自身にも「ありがとう」や自分の「いいところを伝える」ようにしましょう。
毎日ごはんを作ったり、育児をしているのってすごいことですよね!!

子どもも自分も「自信のある人」「自己肯定感のある人」に成長していきましょう。