親ガチャに外れたけど幸せになりたい
毒親育ちは間違いなく「親ガチャ外れ」
それでも幸せになれるのかな~。
そもそも幸せってなに?
今まで生きるのに精いっぱいで、自分自身の幸せを考えたことがない。
親ガチャに外れて過去や現在が辛すぎる。
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親ガチャに外れても幸せになれます!
親ガチャとは
親ガチャとは、「子どもたちは生まれてくる場所を選ぶことが出来ない」という意味です。
ガチャガチャはお金を入れてつまみを回すと中から球体が出てきます。中身は選べません。
よく「子どもは親を選んで生まれてきた」なんてことを聞きますが、親ガチャに外れた身からしてみれば「イヤイヤ、選んでないし!」って心境になります。
ガチャガチャと同じで子どもは親を選べません。
生まれてきた国、場所、環境など、ガチャガチャと同じで「運」によるものです。
なので、親ガチャに外れたからといって、子どもの自分が悪いわけでもない。
単に「親ガチャに外れた」という事実だということです。
自分は親ガチャ外れた?
毒親育ちや、アダルトチルドレンは親ガチャ外れだと言っていいでしょう。
それ以外でも「自分が外れたと思ったら外れ」です。
自分が生まれてきた親が明らかに酒乱だったり、なんらかの依存症(酒、ギャンブル、薬物、共依存)だったりすると、分かりやすく外れたなって気が付くと思いますが、毒親の中には世間からは分かりにくいものがあります。
世間体がいいとか、収入やステイタスが高いとか、巧妙にふるまう親もいます。
また、貧乏だったり病弱。親自身が必死で生きているのを間近で見ているので、家族なんだから一緒に苦労して当然だと思うのだけど、でも自分はなんだか苦しい。
なのではっきりとこれだったら「親ガチャ外れ」という定義ではなく、自分が外れたなと思ったらそれはもう外れだと思います。
親ガチャに外れたと気づいたら
逃げる。
逃げましょう。
社会人であれば家を出て都会に移り住む。
仕事は都会の方があるし、人間関係も新しくしましょう。
学生や子どもの場合、淡々と逃げる準備をする。
勉強頑張って国立大に行って有力な就職先に着くとか、親から離れる方法を探す。
まだ小中学生でひどい親ガチャ外れの場合は、生命の危険もあるので他に助けてくれる大人がいればその人や、先生や役場に話して逃げる。
保護されることが怖かったり不安に思うかもしれませんが、今逃げたいと思っている状態はどう考えても正常ではありません。
生命の危険がある。
不運にも親に恵まれなかっただけなので、逃げ出せばいい。
日本なら子どもは保護してくれるし、親からもらえなかったもの(愛情や生きていくうえでの生活基盤)は、ほかの人からもらうことはできます。
親のことを悪く言うなという人に対して
生んでここまで育ててくれたんだから
親のことを悪く言うもんじゃない。
あなたのことを思っていってくれてるんだよ。
この考えはやめましょう。
自分は今苦しいのに、さらに自分を苦しめることはありません。
そう言ってくる人には適当に返答すればいいのです。
自分に合わないから聞き流しましょう。
親ガチャに外れた人にしかこの苦しみはわからない。
わからせようとするのも時間の無駄です。
そんなことをする時間があるなら、自分が幸せになることを考えて行動しましょう。
私自身は小学生で自分では何もできない無力だったとき、親戚や近所のおばさんに助けを求めました。
その時はただ助けを求めただけで状況は変わりませんでしたが、でもこんな状況を理解し、共感してくれる人がいるだけで気持ちが救われました。
親からは「恩知らず!家の恥をさらすな!親を見捨てるのか!」
と常套句をもらいましたが。。。
これらのセリフは罪悪感を植え付ける以外のなにものでもありません。
子どもだった私は「私は親不孝なことをしているんだ」とか、「私が悪いからこんなにひどうことを言われるんだ」と思っていました。
ですが、それは違いました。
これらのセリフは罪悪感を植え付け、子どもをコントロールしようとするセリフです。
もし今現在これらのセリフを言われている人がいるならば、言いたいだけ言わしておきましょう。反論も否定もせずに。(反論や否定をしたところでさらにひどいことを言われる、されるのがおちです)
そして時期が来たら逃げるのです。
親ガチャに外れたときのするべき3つの行動
連絡を取らない
接点を減らしましょう。
引越したり物理的に距離を置く。引越先も教えなくてもいいです。まず身体的な安全を持ちましょう。
仕方なく同じ家に住んでいるのであれば、引っ越すまでの間は朝早く出かける、夜遅く帰宅するなどして、家を出る準備をします。
そして早くお金を貯めて家をでましょう。
保証人不要の物件もありますし、URで探すなどすれば保証人の問題は解決します。
接点を減らす
連絡をとらないのと似たようなことですが、引っ越した後のこと。
接点をより減らすために、電話も拒否してもいいです。
心理的な安全を保つためです。
親によっては勤務先に連絡してくる人もいます。その場合は上司や同僚に前もって相談しておくことも必要になるかもしれません。
実際に私の親も、仕事中に携帯に連絡してきて私が出なかったとき、勤務先に電話をしてきました。(話の内容は緊急なものでは全くない)
私は前もって同僚に「もしかしたら電話がかかってくるかもしれません。その場合は席を空けていると言ってもらえないでしょうか」と話していました。
実際にかけてきたとき、同僚は「席を空けています」と応えてくれ、助けてくれました。
話すことで自分の平穏が崩れるのならば、逃げましょう。
全部断ち切ってしまうのは・・・と思うのであれば、メールやラインだけつなげておくことです。
直接耳から入る攻撃はきついです。時間もとられますし。
メールであれば読めるときに読めばいいし、一読してどうでもよければさっさと消す。
間違っても何度も読み返して自分の思いを伝えないことです。
話せばわかってくれる時期はもうとっくに過ぎているはずです。
自分を責めず、未来を変える
自分を責めないこと、これが一番大事です。
親ガチャに外れたのは自分のせいではありません。
「私がもっとがんばればこうはならなかったのか」
「もっと話せは親も変わってくれるのではないか」
「いつかは普通の親子関係になれるのではないか」
どれも可能性はかなり低いと思いませんか。
他人は変えられません。
まして何十年もそうやって生きてきた親はなおさらです。
変わるならとっくに変わっています。
また自分が相手を変えようとしない。
変えられるのは自分と自分の未来です。
相手を変えようとする時間があるなら、自分の現在と未来を変える行動をしましょう。
自分のやりたいこと、居心地がよいこと、居心地が良い場所を探しましょう。
親ガチャに外れても幸せになれる!
親ガチャに外れても、幸せになれます。
①距離を置く
②接点を減らす
③自分を責めず、未来を変える
私自身は独立して物質的な距離を割と早くとれたのですが、心理的な距離をとることに時間がかかりました。
電話が鳴ればとっていましたし、それが愚痴の掃き溜めになっていて苦しかったとしても何時間も聞き続けていました。
ですが、数年経ったのちに辞めることにしました。
きっかけは、スマホの5分無料通話です。
愚痴を聞かされてさら5分超えると課金されるのはわりに合いません。
なので「5分経つから切るね」とさっさと切るようにしました。
最初は「もっと話を聞け」と言われましたが、それでも「もう切るね」と切るのです。
相手からかけてきても5分で切ります。電話代がもったいないからと言って。
その5分間もほかのことをしながらほぼ話は聞きません。5分経ったら切るだけです。
今では数カ月に1回5分程度あるかないかです。
おかげで心身の健康が保たれています。
昨日までのことはもう過去。変えられません。
できるのは自分が今できることをやり、未来を変えていくこと。
親ガチャに外れたと思っていても、それはもう変えようのない事実です。
ですがこれから先の未来も外れた親に付き合うことはありません。
距離を置いたり、離れることで、もしかしたら親が変わることもあるかもしれません。
ですがそれを期待しすぎず、その時がくればまた連絡を取りあえばいいですし、縁がなければそれまでなのです。
親ガチャに外れて苦しい人生を生きてきた人ならば、これからの未来は自分の幸せのために自分の人生を歩んでいきましょう。