人生生きていると嫌なことが起こったり、自分自身のことではないにしてもイヤなニュースや情報が次から次に入ってきます。特に最近はテレビ以外でもネットやSNSからずっと離れられない生活になり、昼夜問わず情報がどんどん入ってくる世の中になりました。
人は危険から身を守るためにどうしてもいいことよりも悪いことのほうが印象に残りがちです。それは情報が多ければ多いほど、悪い情報が心に残りやすくなります。
すっかりネガティブ思考にクセがついてしまったという人は、少し人生を生きるのがしんどくなってきてはいませんか。
根っからのネガティブな人でも少しずつでも思考のクセを変えていければ人生を生きていくのが楽になります。
この記事を読めば少しそのお手伝いができるかもしれません。
ネガティブなとらえ方とポジティブなとらえ方
例えば「今日は雨が降っている」という事実があるとします。
ネガティブ思考でいうと「濡れるのがイヤだな」「でかけたくないな」「洗濯物が乾かないな」「外が暗いから気持ちまで滅入るな」等自分の心の中の考えが起こります。
ですがポジティブ思考で考えると「雨だからでかけるのをやめてゆっくりしようかな」「洗濯するのやめた!」「部屋でお気に入りの曲や映像を見て過ごそう」「恵みの雨だ。水不足にならないでいいな」なども考えられます。
同じ「雨が降る」ということでもとらえ方次第で良くも悪くもなります。
ネガティブにとるのもポジティブにとるのも自分次第なのです。
ネガティブ思考は悪いのか
そもそもネガティブ思考ってそんなに悪いものでしょうか。
人間が少しでも安全に生きていくためには必要なものでもあります。
最悪の状況を想定して対策をとることができるのは素晴らしい才能です。先の「雨が降る」というたとえでいうと、「雨だから大き目の傘を持っていこう」「洗濯物が濡れないように部屋干しするか明日に回そう」「渋滞や電車の遅れがあるかもしれないから、早め早めに行動しよう」などいろんな対策をとることができます。
最初からポジティブな人は「そんなことまで考えなくてもいいのに」と驚くかもしれません。ですが最悪の状況を考えて行動することができるのはネガティブ思考のひとのいい点でもあります。
いろいろ考すぎてしまってしんどい
ネガティブ思考の人は一つの状況に対して様々な対策を考えるので正直しんどくなります。
世の中の心配事は大半起こりません。ほとんどが杞憂、取り越し苦労に終わります。様々な対策をとっても取り越し苦労に終わったとしても考えて労力は残ります。そしてものすごく疲れます。
少しでも楽になりたいからこそポジティブ思考になりたいと思うのも自然なことです。
ネガティブ思考の自分が楽になるように
そんなネガティブ思考のしんどい状況が少しでも楽になるようはどうしたらいいのでしょうか。
ネガティブ思考である自分を認めてあげることが大切です。
誰よりも頑張っているのは自分です。自分が苦しまなくていいようにいろんなことを考えているので、そのことが少しでも楽にできるように、楽しくできるように方向転換していきましょう
雨の例でいうと、お気に入りの傘を新調したり、レインブーツを選んだり、ゆっくりとお風呂に入ったり。
頑張った自分を褒めてあげることを心がけましょう。こんなにいろいろ考えて頑張っているのに自分が認めてあげなければどんどん辛くなります。
また、いろんな対策を考えること自体をストップすることもありかもしれません。
嫌なことを考えているなと気が付いた時点で別のことを始めたり、紙に書くことで客観的になり自分の頭のメモを軽くしたり、「なんとかなるさ」と無理にでもネガティブをストップさせるのです。
最初は難しいかもしれませんが、だんだんと慣れていけば方向転換できていくようになるはずです。
少しでもネガティブ思考の時間よりもポジティブ思考の時間が長くなれば、ゆっくりではありますが生きていくのが楽になるはずです。
まとめ
「ネガティブ思考を治すと人生が楽になる」ことを述べてきましたが、ネガティブにももちろんいいことがあります。
ですがネガティブ思考で苦しんでいるのであれば、まずは頑張っている自分を自分自身が認めてあげて、癒してあげる。そして少しずつでもネガティブなことよりもポジティブなことを考える時間が長くなるように、自分自身が楽しい、楽な時間を増やしていきましょう。
そうすることで人生を生きるのが少しずつ楽になっていくはずです。